みかん

熊本県山鹿市久原

森 征四郎さん

 

「自然栽培では、除草剤をまかないので草取りなどの手間がかかりますが、それでもおいしいものを届けたいし、それが生きがいです。」

 

 

森さんは30歳前に脱サラをして親の代からみかん農園を引き継ぎました。

今の栽培面積のうち4分の1が自然栽培。

初めは自分や知り合い分を作っていたら口コミで広がり、消費者団体からお願いがあって、自然栽培の面積を拡大したとのこと。

 

 

ところで皆さん、「自然農法」って何かご存知ですか?

無農薬・無肥料に加えて除草剤もまかず、自然の営みを最大限に生かして収穫をする農法のことです。

 

果物は甘いので、虫も多く、自然農法で栽培されているところは少ないので、

森さんのみかんは、とっても貴重。

 

自然農法で育てたものと、そうでないもの、味に違いはあるのでしょうか。

指を加えてみかんの木を眺める私たちを見かねて、森さんが大きなみかんをもいでくださいました。

 

さらに、別の山では、農薬も使って栽培していらっしゃるそうで、「農薬あり」のみかんも頂き、なんと贅沢にも食べ比べをさせて頂きました。

 

まずは、自然農法で栽培したみかんから。

手に取ったときのぎっしり感と重みにビックリ。

皮と身の間に隙間がなくむくのにも一苦労。皮がポロポロしか剥けないんです。

一粒一粒がしっかりしていて、まるでミカンジュースを飲み干しているかのような、喉が潤うジューシーさ。感動しました。

 

次に、消毒したみかん。

こちらも勿論美味しいのですが、無農薬のみかんを食べた後だと薄く感じます。

まるでジュースを飲んでいるかのような潤いは、やはり貴重なんですね。

 

 

ちなみに・・・

おいしいみかんの選び方もお伺いしてみました。

「標高や日当たり、実のなる場所でも味が違うから難しいけど、分かりやすい見分け方だと、小さい方が美味しいことが多いかな」

とのこと。

 

みなさん、ぜひ参考に!!