人参

熊本県菊池市

富田親由さん

「次世代のことも考え、土を綺麗なままで使いたい」

 

 

 

40年前から無農薬の土にこだわった農業をしている富田さん。

作っているものは、人参、丹波系黒豆、お米など多岐に渡りますが、

今回は人参を取材させて頂きました。

 

富田さんは、自然農法の第一人者的な存在。

なぜ40年も前から、「自然農法」を目指したのかについて、まずはお伺いしてみました。

 

話は、60年ほど前、高度経済成長期に公害病が日本で流行った時期にまで遡ります。

工場排水などによる環境汚染が社会問題となっていました。

 

自然は循環しています。

なにか科学的なもので水が汚染されてしまうと、その水を使った土や、その土で育った食べ物まで汚染されてしまいます。

 

「次世代のことも考え、土を綺麗なままで使いたい。」

そんな想いから、自然農法を始められたそうです。

 

けれど、自分1人で頑張ったところで、周りの畑が汚染されたままでは、悪い土が自分の畑にも流れてきてしまう。

周りの人たちも巻き込む必要がありました。

 

富田さんの想いは少しずつ広がり、その小さな輪は、やがて大きな波となりました。

農家さん同士のつながりが深い菊池市の想いの源泉は、こんなところにあったんです。

 

「小さな畑だけど、想いがとてもこもっています。幸せの輪をこの地から発信したい」

 

そう語る富田さんの畑の土はふかふかで、甘い匂いがしました。

 

富田さんの人参は、種から自家採取しています。

生搾りのジュースが特に最高で、「一度飲んだら忘れられない味」だそう。

 

菊池市の農家さんが土や水に向ける情熱は、力強く未来を向いています。

 

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