お米離れが進んでいると言われている昨今ですが、
ぜひこの時期には「新米」を食べて頂きたいです。
地域によって収穫時期は異なります。
例えば、米どころの北陸や東北では、9月下旬以降になります。
1年中通して私たちに届けられるお米ですが、
まさにお米の旬はこれからが本番です。
新米の鼻から抜ける香りやみずみずしさ、艶やてりは
この時期にしか味わうことが出来ません。

「ご飯」は、使う材料がお米とお水だけとシンプルなだけに、水加減が味の決め手です。そして、シンプルだからこそ、自分に合ったおいしい新米選びも重要になります。
意外と品種や地域によって味が違うのが面白いところ。
しかし、いくら採れたての新米でも、炊き方を間違えれば、せっかくの美味しさが損なわれてしまいます。
先ほど、「水加減」が味の決め手だとお伝えしましたので、
今月は「美味しい新米の炊き方」をお伝えしますね!
【洗い方】
1回目の洗米は、お米をザルに入れ、ほこりやゴミをさっと洗い流すイメージで、
1秒ほど水にくぐらせます。
2回目はボウルに新米を移し、たっぷりの水を張り、手指を立て、力を入れずに円を描くように
軽く研ぎます。
【水の量】
新米の水加減は、いつもの分量より10%ほど減らします。
分かりやすく言うと、目盛りの太い線の1mmか2mm下くらいから試してみると良いでしょう。
炊飯器やお米によって、また食感のお好みによって、お好きな食べ方を探してみましょう。
【浸水】
水に浸す時間は20分くらいがベストです。あまり長い時間浸すと、軟らかく炊けすぎてしまう可能性があります
【炊き上がり】
炊きあがった新米は、すぐにしゃもじでほぐしましょう。そのままにしておくと黄ばんだり、固くなる原因になります。
ほぐすときのコツは、『十字を書くようにしゃもじを入れて、上下がひっくりかえるように混ぜる』。底に残った水分を蒸散させ、お米の表面に水分をまとわせるようにほぐしていきましょう。