10月のハーブ&スパイス:ジャーマンカモミール
こんにちは、mayaです。
今月のオススメは「ジャーマンカモミール」です。
ジャーマンカモミールは、カフェやレストランなどで提供されることも多いので、
知っている方も多いのではないでしょうか。
今では世界中で最も親しまれているハーブの一つで、
ヨーロッパでは万能ハーブとして多くの家庭で常備されているほどです。

その歴史も古く、約4000年も前のバビロニアで既に薬草として用いられていて、
日本でも江戸時代にオランダやポルトガルから渡り、日本薬局方にも収載されていました。
和名では「カミツレ」と呼ばれ、「カミツレエキス」として多くの化粧品などにも用いられています。
リンゴを連想させるようなまろやかな味わいは、安らぎが欲しいときや心が緊張しているとき、
寝る前に最適です。
ピーターラビットの童話にも登場し、興奮して疲れた様子のピーターに、母親ウサギがカモミルティーを作って運ぶ姿が描かれていることからも、リラックス効果があることが分かりますね!
さらに、この時期は花粉や季節の変わり目などによるアレルギー症状も出やすくなりますが、そんな時にも強い味方になってくれるのです。
その理由はアレルギー反応を抑える「アズレン」という成分を含んでいることと、
かゆみの元になるヒスタミンが分泌することを抑えてくれるパワーがあるため。
そんなジャーマンカモミールですが、もし植物を育てるのが好きだったら、一緒に育ててみるのもオススメです。
というのも、畑や庭に植えると、他の植物が病気にかかりにくくなると言るのです。
人を癒すだけでなく、まさに「植物のお医者さん」ですね!
私のお気に入りの飲み方は、ミルクパンに入れた豆乳やアーモンドミルクに、
ティースプーン山盛り2杯のジャーマンカモミールを加え、
弱火でじっくり加熱して抽出する飲み方。
秋の夜長に心も体もほっこり温ま流ので、ぜひ試してみてくださいね♪
※キク科アレルギーの方は使用できないので、お気をつけください。