香川が誇るオリジナル品種のいちご「さぬき姫」を生産する、「いちご屋 スカイファーム」さんを取材してきました!

 

 

 

コロンと大きい「さぬき姫」。

皮が柔らかく、遠くまで輸送ができないため、地元での消費が大半を占めています。

 

甘みも強いので、香川県内では子供からお年寄りまで多くの方に愛されています。

香川に来ないと食べられない貴重な品種なのですね。

 

 

 

 

『スカイファーム』代表の川西さんがいちご栽培を始めたきっかけは、幼少期の体験。

 

みかん農園を営んでいた両親が、庭で小さないちご畑を作っており、そのいちごを兄弟三人で取り合って食べていました。

その時の甘酸っぱさと美味しさが忘れられず、美味しいいちご作りにチャレンジしたいと考えたそうです。

 

 

まず、畑を見て驚いたのがその高さ!

 

 

 

土を腰の高さまで持ち上げることで、

 

太陽の光が360度取り入れられ甘みが増すこと、

いちごの実が直接土に触れないので清潔であること、

いちご狩りがやりやすくなることなど、

 

たくさんのメリットがあるそうです。

 

 

「スカイファーム」という名前の由来も納得ですね!

 

 

他にも、ミネラルたっぷりの肥料を使って美味しくハリが出るようにしていたり、

ナチュラル由来の農薬を使って、子供達が触っても安全で、虫にも害がないような取り組みもされています。

 

さらに、ミツバチによって受粉させているため、ハチが機嫌よく働いてくれる環境づくり(気温:20度〜25度)にも力を入れています。

 

 

出来る限り自然な状態でいちごを育てているのですね。

 

 

 

美味しく食べるポイントについても伺いました。

 

 

・朝に摘む

夜の間に栄養分が転流し、身に栄養がたまるそう。

午後になると、光合成して葉に栄養が移動するので、朝摘みが一番美味しくなります。

 

 

・摘みたてをいただく

いちごはみかんのように、置いておくと美味しくなるわけではありません。

1、2時間経つと酸味が増えてしまうので、一番甘く香りが強い摘みたてをいただきましょう。

 

 

・鮮度の良さはヘタを見る

スーパーなどで購入する際は、ヘタに注目してみましょう。

ヘタが新鮮な方が美味しいいちごのサインです。

 

 

・家では常温(10度くらい)で、日の当たらないところで保管

冷蔵庫の中に入れるときは冷蔵庫の風が当たらないようにし、

キッチンペーパーを湿らせてかけておくなどの工夫をしましょう。

 

 

・1、2月のいちごを食べる

いちご本来の味は春休みシーズンに楽しめますが、

1、2月のいちごは味が濃く、酸味がでるので美味しいそうです。

 

 

 

 

 

いちごの良さを多くの人に知ってもらうために、あまり手を加えずに素材本来の味を生かしたスイーツも色々と作られていて、併設されたショップで購入することもできます。

 

私たちは見た目にも華やかないちごスムージーをいただきました♪

甘酸っぱくて、体に染み渡って美味しい〜!

 

 

 

 

 

皮が無く、他のフルーツよりもデリケートないちご。
傷やストレスを最小限に抑え、いちご本来の美味しさを100%発揮できるよう、愛情をたっぷり込めて育ててていることが分かりました。

 

これからいちごが旬の時期を迎えるので、ひとつひとつのいちごを味わっていただきたいと思います。