11月のFOOD:ゴボウ
1年中スーパーで見かけるゴボウですが、実は旬は11月から1月です。
キク科の植物で、ヨーロッパからアジアの熱帯地域原産。
千数百年前、薬草として中国から日本に渡り、平安時代から食用として食べられてきたとされています。
薬草として日本に入ってきたくらいなので、とっても嬉しい効果が沢山!

まずは、食物繊維。
ゴボウの食物繊維の量は他の野菜に比べ、群を抜いて豊富に含まれています。
大腸の運動を活発にしてくれるので、便秘解消にも効果大!
そして、アルギニン。
アルギニンは必須アミノ酸の一種で、体内で作り出せる量は少ないため、足りない分は食事から補う必要があります。
アルギニンは栄養ドリンクに配合されているものもあるほど、新陳代謝と美肌にも効果があるといわれている成分で、疲労回復効果も期待されています。
また、ゴボウの皮と実の間にも多くの栄養素が含まれているので、
栄養素をしっかり摂りたいなら、ピーラーや包丁でむくのではなく、
流水で土を流した後、アルミホイルを丸めたもので表面を軽くゴシゴシ、がオススメです!
ゴボウは洗ったり、切ったりするとそこから栄養分が逃げるため土がついているものの方が長持ちします。
水分が抜けて乾燥すると味が落ちるので、保存する時は、乾燥させないようにすることがポイントです。
土がついている場合は、そのまま新聞紙に包んで冷暗所で保管しましょう。
旬の時期は特にその植物の持つ力が引き出される時期です。
ゴボウの持つ身体に嬉しい栄養をたっぷり取り入れられる、寒い時期にピッタリのレシピをご紹介しますね!
【材料】
ゴボウ 1/4本
長ネギ 1/3本
生姜 1かけ
水 200cc
ごま油 少々
味噌 大1〜
[1] ゴボウを酢水にさらす(2—3分程度)
※長い時間つけていると、抗酸化作用のあるポリフェノールが流れ出てしまいます
[2] 白ネギは斜め切りに、生姜は千切りにする
[3] ごま油をひき、ゴボウ、生姜、ネギの順に炒める
[4] [3]に水を入れ、煮立ってきたら味噌をとく