10月に入り、爽やかで秋めいた気候になってきましたね。
夏に比べて過ごしやすくはありますが、
何となく物悲しくなったり、
夏の疲れがまだ抜け切れていないのを感じたり、
お肌の乾燥が気になったり、、、
ということありませんか?
そんなあなたに、今回は「カモミール・ローマン」の精油をご紹介します。

りんごのような甘く優しい香りがすることから、「大地のりんご」という意味のギリシア語 chamaimelonが語源となっています。
一方で、その香りや可愛らしい見た目とは裏腹に、踏みつけられてもすぐに立ち直ることから「逆境におけるエネルギー」「母の強さ」の象徴ともされています。
ヨーロッパでは、古くから薬、お香の原料、生け花などに幅広く用いられてきた歴史があり、
古代ギリシアでは、「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスが解熱剤として使用していた、という記録も残っています。
イギリスでは、チューダー王朝時代に、カモミールを床に敷き詰めて、ほのかな香りを家の中に漂わせて楽しんでいたそうですよ♪
それではその作用を見てみましょう。
●心へのはたらき
複雑なストレスが原因の緊張感やネガティブな感情を和らげ、楽になれるよう癒してくれます。
神経性の消化不良や便秘、頭痛がある時にもおすすめです。
特に寝る前に深呼吸しながら香りを嗅ぐことで、深いリラクゼーション効果が得られ、質の良い睡眠をとることができます。
●身体へのはたらき
緊張が続いているときは、身体も凝り固まってしまうもの。
身体の気の流れを良くして、肩こり・腰痛などの筋肉痛や神経痛がある時には、入浴後にラベンダーやオレンジと1:1の割合でブレンとして、マッサージするのもおすすめです。
●肌へのはたらき
壊れた毛細血管を修復し、弾力を高め、保湿作用もあるので、さまざまな皮膚トラブルに役立つと言われています。
お顔だけでなく、ミツロウと作るリップクリームやヘアクリーム、ハンドクリームとしても使えるので万能といえます。美容業界からも注目されているそうですよ!
乾燥が気になるこれからの季節に、ぜひ試してみてくださいね!