1月のFOOD:かぶ
白くて丸い「かぶ」。
スーパーで冬になると見かけるようになりますね。

かぶの旬の時期は春の3〜5月と秋の10月〜11月ですが、
寒い時期の方が甘みが増しておいしくなるので、今回オススメさせて頂きますね!
かぶにはさまざまな呼び名があり、一般的に知られているのは「かぶら」「かぶな」で、春の七草の一つでもある「すずな」もそのひとつです。
かぶの品種は非常に多く、大きく分けると小かぶ、大かぶ、赤カブなどがあり、地方固有の品種も数多くあります。
かぶの原産地は中央アジアと地中海ではないかと言われています。
日本に渡来したのは奈良時代だと言われていて、日本書紀に持統天皇が栽培を奨励する作物として「蕪」という文字が書かれています。
白い根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類でき、それぞれの効能が期待できるお得な野菜です。
【葉】
葉にはβカロテンが沢山入っています。
βカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を保って免疫力を高めてくれます。
ビタミンCも豊富なので、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどにも効果があります。
【根】
かぶの根には消化酵素の1つであるアミラーゼが含まれており、消化不良や胃もたれ・胸やけ・食欲不振などに効果があると言われています。
他にも、イソチオシアネートという口にした時に感じる辛みのもとも含まれています。
かぶをはじめとしてアブラナ科のキャベツやブロッコリーなどに多く含まれており、消化機能を高めてくれる他に、殺菌効果も期待できます。
また、不溶性の食物繊維やカリウムが含まれていて便秘解消に役立ちデトックスの効果があります
新鮮なかぶを選ぶ時は、皮にハリとツヤがあり、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。
また、茎と根の部分のつなぎ目が黒く変色していなく、葉がピンと張っていて鮮やかな緑色のものが鮮度がよいとされていますので、参考にしてくださいね。
今日は葉と根の両方をしっかり取り入れられる寒い日にぴったりなスープをご紹介します。
【材料】
かぶ 1株
干し桜海老 大1
水 400ml
鶏がらスープの素 小2
塩 小1/2
こしょう 少々
ごま油 少々
[1] カブの根の部分の皮をむいてくし形に切る
[2] カブの葉は荒いみじん切りにする
[3] カブの根と水、鶏がらスープの素を鍋に入れて、火にかける
[4] 沸騰したら、桜海老とカブの葉を入れ、もう一度煮立ったら、塩こしょうで味を整える
[5] 最後にごま油を一垂らす
1月はついつい食べ過ぎてしまいがち。
消化を助けてくれるかぶを、スープで取り入れられるレシピをご紹介しました。
かぶは炒め物でも使いやすいので、この冬、たくさん使ってみてください^^