4月のアロマ:ローズマリー
今回ご紹介するのは「ローズマリー」の精油。
ラテン語の「海の雫」という意味の「ロス・マリア」が由来。地中海の沿岸沿いに生育する習性や、お花が雫のように見えたことから名付けられました。
森林浴しているような香りの中にも、強い芯を感じさせるのが特徴です。

ローズマリーといえば若返りのハーブ♪
和名のマンネンロウ(万年郎)も「永遠の青年」の意味です。
13世紀ハンガリーのエリザベス女王が、ローズマリーを用いた化粧水「ハンガリーウォーター」で若さと美しさを保ち、77歳のときにポーランド国王から求婚されたという驚きのエピソードも残っています!
また、古代エジプトではファラオ王の墓でローズマリーの小枝を焚き、捧げる習慣がありました。
古代ギリシャとローマでは、結婚式の冠や厳粛な儀式に用いられ、ローズマリーは「愛と誠実」の意を表していました。葬式の儀式においても焚かれる習慣があり、死者への敬意を表すものでした。
そんな古代から愛されてきた「ローズマリー」にはどんな魅力があるのでしょうか?
●ブレイン・トニック(脳の強壮剤)
脳内の血液循環を促進し、記憶力・集中力を高めてくれます。
新年度に入って新しいチャレンジをしている方に、ぴったりの精油ですね。
活性化作用が強いので、夜眠る前よりは、午前中の使用を心がけると良いです。
ローズマリーは生命力も高いので、ベランダも育ちやすいです。
フレッシュなローズマリーを育て、バターに混ぜてパンに塗って朝ごはんにするのも良いかもしれません。
爽やかにエンジン全開で1日をスタートできますよ。
●筋肉疲労の解消
血流をよくして疲労物質を流したり、炎症や痛みを和らげたりしてくれます。
手のひらにベースオイルを取り、精油を2~3滴垂らして混ぜて使用しましょう。
春のこの時期は自律神経が乱れて、首や肩周りがコリがちなので、まさにぴったりですね。
●心のケア
心身に活力を与え、自信や信頼感、心のゆとりをもたらします。
無気力な状態の時にも◎
最近では、コロナによる自粛疲れによって憂鬱な気持ちになってしまうこともありますよね。
そんなとき、活力をアップしてくれるパワーを与えてくれます!
どんな状態のときにも、私たちの味方でいてくれる植物。
そのパワーを上手に取り入れていきましょうね^^