サンフランシスコに学ぶ、サステナブルなお買い物の仕方
皆さんはどのくらいのペースでスーパーに買い出しに行きますか?
ここ数週間は COVID-19 の影響でおうち時間が増え、自宅でお料理をする機会が増えた方もいるのではないでしょうか。
例えば、4 日に 1 度お買い物に行く場合、1 年で合計 91 回。
こうやって数字で見てみると、かなりの回数ですよね。
今回は、生活に必須なお買い物をどうやって “地球にやさしい” アクティビティにできるか、簡単に実践できるいくつかの方法をご紹介します。

プラスチックを減らす
私が住んでいるアメリカのカリフォルニア州では、2016 年からプラスチック製のレジ袋の使用が禁止されました。日本でも 2020 年 7 月からレジ袋の有料化が始まるようです。
レジ袋の代わりにマイバッグを使ってみてはいかがですか?小さく折り畳めて常にバッグに入れておける機能的なものから、デザインがかわいいものまで、色々なバッグを私は使っています。
例えば、Whole Foods や Trader Joe’s でも購入できますし、MoMA Design Store などの美術館でも見かけます。サンフランシスコでは、魚を捕る網のようなショッピングバッグや、ボルガ バスケットもよく見かけました。
その他にもプラスチックの使用を減らす方法はあります。
日本のスーパーに行くといつも驚くのですが、お肉・お魚・野菜をそれぞれ個別のビニール袋にいれて、その後さらに大きなレジ袋に入れたりしますよね。
今度お買い物をする際に一度立ち止まって考えてみてください、本当にこれだけのビニール袋が必要かどうか。過度の包装を断ることも一つの方法です。どうしても必要な場合は、家から使えそうな布の袋を持っていくこともできます。
また、お惣菜やお弁当を買うときには、プラスチック容器ではなくて紙の容器を使っているお店を選ぶよう意識することもできると思います。
量り売り
スーパーに行くと、ついつい買いすぎてしまうことはありませんか?
結局賞味期限内に食べれず、廃棄してしまうということが私は以前多々ありました。そんな時に友達が教えてくれたのが量り売りスーパーの Rainbow Grocery。ここでは、お米や小麦粉、お菓子からシャンプーまで、ほぼ全ての商品を量り売りで販売しています。
必要な分だけ買ってまた買い足す、ということが簡単にできます。また、量り売りのためパッケージを含まないので、一般的なスーパーで買うよりも少し値段もお得です。
ここでお買い物するときには、メイソンジャーやガラス製のタッパーウェア、使い終わった容器を持っていき、買いたい分の値段をお店の人が測ってお会計してくれます。
大型スーパーが存在する前には、日本でも量り売りが主流だったと聞きます。もしお近くにそういったお店があれば、ぜひ使ってみてください。
ローカルの農家やビジネスをサポートする
地産地消をすることも、サステナブルなお買い物を実践する一つの方法です。
私の住んでいる地域では、毎週火・木・土曜日にファーマーズマーケットが開催されていたので、サンフランシスコ周辺の農家から直接野菜や卵を買っていました。
正直お値段は高いものもあるのですが、新鮮さやクオリティが抜群に良いので、週末の楽しみとして利用していました。また、季節によって並ぶ商品が変わるので、スーパーだと見過ごしてしまいがちな季節感を感じることもできます。
日本でもファーマーズマーケットが増えてきたようですし、旅行に行った際には、その土地の道の駅や農家から直接お買い物をしてみるのはいかがでしょうか。