オーガニックライフケアコーディネーター小島あり彩さんに学ぶ、自分の世界を広げ、本質を深める生き方

<目次>
1] 壮絶な人生

2] ファスティングとの出会い

3] 起業という選択

 

1] 壮絶な人生

 

ミキ:本日はオーガニックライフケア協会の代表をされております、小島あり沙さんにお話を伺います。

 

マヤ:コジマアリサさん、よろしくお願いいたします。

 

アリサ:よろしくお願いいたします。

 

マヤ:アリサさんは自然体で生きているな、ということもわかるし、自分がどういう状態にいたら心地良いかっていうのをよく分かっているんだなぁ、と感じさせる素敵な優しいライフスタイルを送られています。そんなアリサさんですが、実はお話ししていると壮絶な過去を・・・という事がありまして、今日はその辺りも伺えたらなと思っています。

 

アリサ:ご紹介に預かりました、アリサです。壮絶な過去ということな色々ありすぎまして、まず一番最初の壮絶な過去をお話しすると、高校を中退して15歳の時に、フリーターになりまして、15歳から17歳ぐらいまで鶏肉工場で働いていました。

 

ミキ:2年ぐらい鶏肉と向き合っていたんですね。

 

アリサ:がっつり向き合っていました。

 

ミキ:で17歳になってから?

 

アリサ:17歳になってからは将来を考えはじめまして、介護のヘルパーの2級をとって、そっちの業界に進もうかと迷ったのですが、もっと違う世界を見たいな、と思って大学受験を決意して、1日14時間ぐらい勉強して大学に入りました。

 

ミキ:大学入って?

 

アリサ:大学入ってバックパッカーになりました。

 

マヤ:え?はてなはてな?

 

アリサ:ちょっと思った感じと違ったんですよね。

 

マヤ:学科は?

 

アリサ:社会心理学科です。本当はもっと社会が広いはずだっていうのと、やっぱ人間として生きていく以上、人間と人間で向き合って生きていかなきゃいけない、その中で人間はどういう心理でどういう行動するか、そこを知りたくなってきて社会心理学科に入りました。

 

ミキ:でバックパッカー?

 

アリサ:もっと広い世界を見たいと思ってバックパッカーに。

 

ミキ:世界をどんどん順番に拡げていったっていうこと?

 

アリサ:そうですね。

 

ミキ:で拡げていってどこへ行ったのですか?

 

アリサ:インドとかベトナムとかラオスカンボジア、アジアは結構。

 

ミキ:自分と見つめ直す系の国?なんか大学時代ってみんなインド行きません?見つめ直せました?何か。

 

アリサ:たぶん自分を見つめるっていうよりかは、世界をもっと見たいっていうのがすごくありました。元々家も中流家庭というか、そんなに苦労したこともなかったのですが、もっとそうじゃない人達、上の人も下の人も見てみたいな、というのと、自分が出来る事ってなんだろうということをインドで見つけたいと思い、ボランティアを結構長く3週間ぐらいしていました。

 

ミキ:その中での学びはどういうことでしたか?

 

アリサ:それまでは家族の関係があまり良くなくて、自分1人で自立して生きていけるぞ、という気持ちがすごく強かったのですが、インドに行って3週間ぐらい、毎日世界中から集まってくるボランティアの人達と一緒に人の為にただ目の前のことをする、という環境にずっといると、自分は家族っていう狭い所ではなくて、広い社会の中で自分はどう生きるかっていうのを考えなきゃいけないなっていうのを感じましたね。

 

ミキ:なんてポジティブというか前向きというか。すごい学びと気づきですねそれは。

 

アリサ:そうですね。そこで結構価値観が変ったかなと思います。

 

ミキ:帰ってこられて何か活動はされたのですか?

 

アリサ:その後も、もっと社会っていいことだけじゃないよね、日本だけじゃないよね、じゃあ世界見よう、と思って休みのたびに違う国を回るという事をずっとしていましたね。

 

ミキ:すごいなぁ。

 

アリサ:で、スペインに住んでみたくなって、1年半ぐらい住んで勉強とかをしてそこから東京で「起業しよう」みたいな。

 

マヤ:いきなり?スペインでは何の勉強をしていたんですか?

 

アリサ:スペインではスペイン語とビジネススペイン語をひたすらずっと勉強してあとはちょっと働いたりしていました。

 

マヤ:どんなお仕事をしていたのですか?

 

アリサ:ツアーアテンドとか、あんまり公には働けないのでそんな事をしていましたね。

 

ミキ:じゃあスペインでそういう世界を見ていて、そこで急に起業ってなかなかハードルが高い気がするんですけど。

 

アリサ:その時、確かスペインの若年層の25歳以下の人達が30%ぐらい失業していたんですよ。でも自分はそこで就職しようと思っていました。

 

ミキ:スペインで?

 

アリサ:そうなんです。でも失業率30%以上で大学に行っても仕事がない人達がこんなに沢山居て、でも自分は日本に帰ってからいろんな仕事があるから、そこで仕事を奪ってはいけないなと、思って。でも日本に帰ってただ就職するのは違うなと思った時に、自分が事業を起ち上げる力があったらどこでも生きていけるな、スペインに帰ってきたくなってもスペインで事業を起ち上げたかったらスペインで仕事が出来て住めるねと思いました。しかも、日本で失敗しても死なないなっていうところに気付いて。

 

ミキ:すごい。究極やね。そこの境地にたどり着いたのはおいくつの時でした?

 

アリサ:それ23歳とか。

 

ミキ:すごいなぁ。

 

アリサ:でもその年齢だったからこそだと思います。今だったら、今から全部を捨ててまた一からチャレンジ、っていうとちょっと考えちゃうと思うのですが、その時はシンプルにいいじゃん!じゃあやってみよう!みたいな感じで、バーって行動に移せて東京に来てじゃあ起業しようって行動出来たのはありますね。

 

 

2] ファスティングとの出会い

マヤ:最近の活動も、本当に行動的だな、アクティブだな、アグレッシブだなっていつも思っていましたが、昔からやっぱり持ち前のエネルギッシュさがあったんだなっていうことがわかりました。そのエネルギーはどこから、というのが気になりますけどね。

 

ミキ:起業って何をテーマにしようということになったんですか?

 

アリサ:全く決まっていなくて、東京に来て最初営業で営業をしていたんですけど、その時男性社会の中でバリバリ働いていたら、若年性更年期障害になっちゃって。ホルモンがね、2種類足りなくなっちゃったんですよ。それで汗が止まらないとか1日12時間ぐらい寝てもしんどいみたいな状態になってしまって、その時たまたま働いていていた社長にファスティングやってみたら?と言われて。

 

マヤ:ファスティングってなんでしょうか?

 

アリサ:直訳すると断食。でもまったく栄養を摂らないと良くないので、100種類くらいの植物を発酵させたドリンクを1日500カロリーぐらいは摂ろう、というファスティングをしていました。

 

マヤ:そのジュースと?

 

アリサ:お水。液体だけで肝臓とか内臓を休めるみたいな意味合いで固形物を摂らないというものをしていました。

 

マヤ:何日間でしたっけ?

 

アリサ:3日間。

 

マヤ:そうそう。効果。変るものなんですか?その3日間だけで。

 

アリサ:正直3日間、好転反応が出てめちゃくちゃつらくて。頭は痛いし、ぼーっとしてて眠いし、宿便が出たり、手足がちょっと軽くしびれるみたいな。私この病気で死ぬんじゃないかって思いました。でも、3日やったらずっと不調だった体調がケロッと治って、3キロぐらい体重も減って、見た目もすごい痩せたねって言われて、肌もめっちゃキレイになって。

 

マヤ:でも急に食べ物を変えたりするのってどうなんですか?どうですか?管理栄養士的に。

 

管理栄養士:まあ急にやると体への負担も大きいので、出来たらダイエットする時とかも1ヶ月に3キロまでに抑える、みたいな事をやったりしますけれども。それが3日ぐらいだったので。

 

ミキ:今OK出ました。液体しか摂取しないのも3日までっていう感じですか?

 

管理栄養士:あんまり続けると良くないかなとは思います。というのは、摂れてないものが沢山あると思うので。

 

ミキ:これって続けていったらどうなるの?

 

管理栄養士:いろんなホルモンバランスが崩れるし、お腹の調子も崩れてくるし、毒素も排出しにくくなってきたりもすると思います。

 

ミキ:やっぱり食べなさすぎるのも良くないけど、管理栄養士的にも3日ぐらいならいいんじゃないかと  管理栄養士:そうそう。食事のバランスって3日でバランスとったりするから、今日食べすぎたなぁと思ったら明日ちょっと控えるとか、昨日お肉食べたら今日魚とか豆腐にしようかなとか。

 

ミキ:3日でバランスを取ればいいもの?

 

管理栄養士:そうそう。1日だと結構偏りやすいから、3日だとわりとマネジメントしやすいからそういうふうに考えます。

 

3] 起業という選択

ミキ:なるほどですね。その3日間でファスティングをして痩せましたと。

アリサ:その時に3日で全ての体調とか心の状態もすごいスッキリして、痩せたし、お肌も吹き出物がすごかったのがキレイになって劇的に変わって。その経験がものすごく衝撃的で。当時はまだインナービューティーとかファスティングって全然広まってなかったですが、中からキレイになるってものすごい力を秘めているんじゃないかなって気付いて、これを広めたいと思い、植物とかインナービューティーとかファスティングで起業しようと決めました。

 

マヤ:すごい。先見の例がありますよね。それこそ叫ばれている事ですもんね。

 

ミキ:それがオーガニックライフケア協会の活動にも繋がっている?

 

アリサ:そうですね。会社を25歳で独立、26歳で法人化したのですが、その時に、植物や自然のことをなど、ずっと本質的なことを伝えていこうって決めました。あとは、女性の自立。女性が自分の事を幸せにする、ご機嫌にする、ということが精神的な自立であったり幸せに生きていく術だな、とすごく感じたので、そこを伝えていく事業をするということを決めて、それをずっと取り組んでいます。

 

ミキ:なるほどね。女性の自立って結構世の中で叫ばれているような事ですけど、難しいですよね。起業っていう選択肢も確かにあると思うんですけど、なかなかハードルも高いし。でも失敗してもしないっていう、行き着いた究極のお話を本当に勇気貰えますよね。アリサさんみたいな勇気のある選択っていうのを出来る人も少ないと思いますので、今日のお話を聞いた中で、ちょっと勇気を貰えるような方が一人でもいれば良いなと思います。ありがとうございました。

 

小島あり彩   Arisa Kojima

 

株式会社HAPPY ARCH代表取締役 /日本オーガニックライフケア協会代表。

東京と葉山のデュアルライフをこよなく愛する。酵素ドリンクのメーカー業として25歳で起業。オーガニックのスクール事業をしながら、自身もインフルエンサーとしてオーガニックなライフスタイルを発信。その活動が朝日新聞デジタル「魂の中小企業」や経済界別冊「EVAN」などで紹介され注目を浴びる。オーガニックや自然の法則を通して自分らしく美しく生きる方法の発信は、「自分を認めて好きになれた。」「自分の道を歩もうと勇気が出る」と定評がある。

オーガニックライフケア協会:http://organic-life-care.org/

 

インスタグラム:https://www.instagram.com/arisakojima0319/?hl=ja