モロヘイヤは、中東地帯ではとっても古くから栽培されてきました。
「王家のもの」という意味を持つモロヘイヤは、あのクレオパトラも愛したと言われています。
その昔、重い病気にかかった王様がモロヘイヤ入りスープを飲んだら、たちまち回復したという伝説があるほど、栄養価が豊富なモロヘイヤ。
今回は、免疫力を高めたいこの時期にこそ、ぜひ食べて頂きたいモロヘイヤについてご紹介していきます。
モロヘイヤが日本に入ってきたのは昭和に入ってから。
旬は気温の高い7月から8月です。
モロヘイヤを選ぶ際は、鮮やかな緑色で張りがあり、葉先が変色して黒ずんでいないものを選ぶようにしましょう。
収穫から時間がたつと葉が固くなり食感や味が悪くなります。
購入後はポリ袋に入れて野菜室で立てて保存し、1~2日以内に食べきってしまうのがおすすめです。
もし、すぐに食べない場合は、新鮮なうちにできるだけ早くさっとゆでて水分をよく拭き取ってから、冷凍保存しておくとよいでしょう。
◎モロヘイヤの栄養素
モロヘイヤの「β-カロテン」の含有量は100g中10,000μgと、ほうれん草の2倍以上で、野菜の中でもトップクラスの含有量です。β-カロテンは体内でビタミンAに変換されます。
抗酸化作用の高いビタミンC、ビタミンEの含有量もトップクラス。
これらは、美肌作り、免疫力アップには欠かせない栄養素と言われています。
それだけではありません。
カルシウムの含有量は小魚よりも多く、ホウレンソウの5倍もあります。
茹でた後でも100g中170mgも含まれています。
モロヘイヤは、細かく刻むほどぬめりが出るのですが、このネバネバ成分は良質な水溶性の食物繊維。
便秘解消や食後の血糖値の急な上昇を抑える効果があると言われています。
奇跡の野菜、野菜の王様などと呼ばれる理由も納得ですね!
◎モロヘイヤのレシピ
モロヘイヤは、天ぷらにしたり、炒めたりしても美味しいです。
茹でる場合には、まず葉と茎を分けて、茹で時間に差をつけましょう。
塩を少々加えたたっぷりの湯に入れます。
茎は1分を目安に、葉は数秒して色が鮮やかになったら、すぐにザルにあげて水にさらします。
あまり火を通しすぎるとせっかくの栄養が流れ出てしまうので、軽く茹でる程度で十分です。
今回は、茨城県日立市で45年以上、農薬、化学肥料を一切使わず野菜を育てている樫村ふぁーむから届いたモロヘイヤを使って、簡単和え物のご紹介です。
【材料】(2人前)
◉具材
・モロヘイヤ 1袋
・梅干し 1〜3個
・めんつゆorだし醤油 小2
・ごま 適量
【作り方】
1,鍋に湯を沸かし、水で洗ったモロヘイヤの茎を1分程度茹でる
2.鍋に葉を入れ、数秒して色が変わったらザルにあける
3.水で冷まし、そのまま置いて水分を切る
4.軽く絞ったら、2センチくらいの幅に切る
5.梅干しは種を取り除き、包丁で実を叩く
6.4・5・めんつゆ・ごまを一緒に入れてよく混ぜる
7.冷蔵庫で冷やす
サッパリで食べやすい和え物をご紹介しました。
食欲がない日にもモリモリいけちゃいますよ!試してみてね!
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