「ものもらい」の予防と、出来てしまった時のメイクの注意点

季節の変わり目や、疲れがたまったときなどにできやすい「ものもらい」。
最近私もなかなか治らずに困っています。

「ものもらい」が出来る位置によっては、もう外に出たくなくなる日だってあります。

今日は、そんな「ものもらい」が出来る原因とその対策についてお話ししていきます。

●「ものもらい」って何?

「ものもらい」は、まぶたに急性の化膿性炎症が生じ、腫れや痛みなどの症状が起こるもので、大きく2つの種類があります。

①麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

まぶたの毛穴などに細菌が感染して起こります。

まぶたが赤く腫れて、痛みやかゆみを伴うものです。まぶたの腫れなどのほか、充血や目ヤニ、まばたきしたときの異物感などがあるかと思います。

細菌感染している状態なので、点眼薬などの薬を使用することをオススメします。

こんな人は細菌感染のリスクが高いので、要注意です!

・よく目をこする人

・前髪が目にかかる人

・コンタクトレンズの不適切な使用

・アイメイクのクレンジングが不完全

・まぶたの縁に汗がついたまま放置する

たとえ細菌に感染しても、体が健康なら細菌を排除出来るのですが、

疲れていたり睡眠不足が続いていたりで、体の免疫力が落ちていると出来やすくなってしまいます。

②霰粒腫(さんりゅうしゅ)

まつ毛の生え際の内側にある脂の分泌腺「マイボーム腺」が目詰まりすることでデキモノができたり、腫れたりします。

マイボーム腺が詰まる原因は、ホルモンバランスの乱れで分泌液の粘度が高まってしまうことや、化粧品などが詰まってしまうことなどが挙げられます。

炎症を伴わない場合には痛みはありませんが、そこから細菌が感染すると化膿してきて痛みを伴います。

・まつ毛の内側にアイシャドウやアイラインを入れるようなアイメイク

・アイメイクのクレンジングが不完全

・まつ毛のエクステンション

これらに思い当たる方は要注意です。

●「ものもらい」になりそうな時の対策

基本的に、アイメイクやコンタクトは避けましょう。

特にアイラインやマスカラを避けることをオススメします。

どうしてもメイクしたい、という時は、アイシャドウを薄く塗る程度にしましょう。

また、アイシャドウを塗る際には、いつも使っているチップを使うのではなく、清潔な手でなじませるか、使い捨てのチップを使うようにしましょう。

コンタクトやアイメイクを避けられない方は、せめて出来るだけ前髪が目に触れないようなヘアスタイルをオススメします。

①麦粒腫(ばくりゅうしゅ)の場合

この場合は、免疫力が下がっているという身体からのサインだと思って、ゆっくり休むようにしましょう。

アイメイククレンジングは特に念入りにして、清潔にするようにしましょう。

②霰粒腫(さんりゅうしゅ)の場合

マイボーム腺を詰まらせないようにすることがポイントです。

そのためには、まぶたを温めるためにお風呂に入るか、ホットタオルで2~3分目を温めるなどして、マイボーム腺の出口を開いてあげるようにしましょう。

また、まつげの生え際を埋めるアイメイクを2、3日控えることも効果的です。

いかがでしたでしょうか?

たかが「ものもらい」と侮るなかれ。大切な身体からのサインです。

まぶたが赤く腫れた、痛みやかゆみがある、といった場合は、

抗菌作用のある点眼薬を正しく使い、まぶたを温めるようにすると自然に症状が治まる可能性があります。

そして、ゆっくり静養し、疲れを抜くようにしてください。

これらを発症後2~3日続けても改善しない、あるいは少しでも悪化してきた場合はすぐに眼科を受診してくださいね!

MIKI
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