自分で自分をダメにしていない? セルフサボタージュ(自己破壊行動)から解放しよう

・ダイエットをしようと決意したのに、甘いものを爆食いしてしまう

・仕事を頑張るぞ!と決めたのに、やるべきことを先延ばしにする

・もっと活躍したい!と思っているのに、自己否定的な思考でやる気を失う

「こう在りたい」という理想像があるのに、それと真逆のことをしてしまうのはなぜだろう…?

こんな悩みに、心当たりはありませんか?

 私自身、長い間「どうしてなりたい姿から遠ざかるようなことばっかりしちゃうんだろう?」と疑問を抱き、自己嫌悪に陥っていました。

 そんな私も、「セルフサボタージュ」について知ってから、進みたい未来に向かって邁進していくことがとても楽になったんです。

 夢や目標の実現が加速すること間違いなし!の内容かと思いますので、今、自分のアクセルを全開にして夢や目標を実現したいという方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1] セルフサボタージュって?

 セルフサボタージュの直訳は、”self”(自分自身)で”sabotage”(妨害行為)を行うこと。日本語では、「自己破壊」と訳されることが多いようです。

 冒頭にご紹介したいくつかの例のように、自分の望んでいる将来から遠ざかる行動・習慣をさします。

1) 種類

 主なセルフサボタージュの種類には、過度な飲酒、自傷行為、プロクラスティネーション(やるべきことを先延ばしにすること)、ネガティブ思考、完璧主義などがあります。

 その他にも、スケジュールを詰め込みすぎたり、金銭管理を投げ出したり、重要なプロジェクトを後回しにして、優先順位の低いことばかりをしてしまう、という習慣もセルフサボタージュに含まれます。

 要するに、「ライフスタイル全般において、包括的に健康でいられなくなり、ベストな自分自身でパフォーマンスができなくなる状態」に繋がる思考や行動をすべて、セルフサボタージュと捉えることもできるでしょう。

2) 原因

 なぜこのようなことが起きるかというと、「こうしたい」という顕在意識と、「傷つくことから守りたい」という潜在意識が衝突している、ということが考えられます。

 つまり、頭では変化を求めていても、未知の世界に対する不安などから心がまだついていっていない状態。

 その根底には、自信がない、自分のことを信頼していない、自分の本心を認めていないというように、セルフイメージが低い状態があるでしょう。同時に、人前に出ること、目立つこと、成功することに対する恐れなど、目標に付随する不安感もあるかもしれません。

2] NO MORE!セルフサボタージュ

 セルフサボタージュの存在を知っただけでも、気持ちが少し楽になりませんでしたか?

 「わたしってこういう人だからどうせ無理」と決めつけていたことも、自分自身に原因があったというよりも、「考え方のパターンの癖」に過ぎなかった。

 この事実を把握さえできれば、あとはこっちのものです。

 その考え方のパターンを、塗り替えていけば良いのです。

 ここからは、セルフサボタージュを乗り越えて、自分の持っている素質や才能を最大限に発揮する為の、具体的な方法をご紹介します。

1) 現状を把握する

 まずは、セルフサボタージュが起きている事実をしっかりと認識すること大切です。

 そうすることで、その習慣をそのままにしたり、「やっぱり自分は出来ないだ」と自己肯定感を更に下げることなく、変化を起こすきっかけが生まれます。その為に、一度自分の本当に望む在り方と現実、心と行動について考える時間をつくりましょう。

◉原因を明らかにする:先にも述べたように、セルフサボタージュを引き起こす主な原因は、自己肯定感や自己信頼度の低さ、もしくは未来に対する不安感です。普段頑張っている人ほど、こういった自分の一面に目を向けるのは勇気がいることかも知れません。もしかしたら一瞬「こわい」という感情を味わうかもしれませんが、自分の心に素直になると、徐々に肩の力が抜け、心の負担が軽くなっていきますよ。

◉セルフ・コンパッションを実践する:自分のありのままの状態を認める際に大事なのが、決して批判的にならないこと。その代わりに、コンパッション(思いやり・優しさ)を向けましょう。「自分に厳しい人の方が結果を出す」と思われがちですが、最近の研究では、「自分に優しい人の方が、自分に厳しい人よりも成功する」ことが明らかになっています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。


◉セルフケアを決める:セルフサボタージュを辞めるぞ!と決意したところで、スッパリ辞められる人は中々いないはず。まずは、セルフサボタージュのパターンを塗り替える為の、新たな習慣をつくりましょう。例えば、セルフサボタージュのパターンが、自己否定的な思考だった場合。そういったことを頭で考えている自分に気づいたら、「”I am enough”を10回唱える」ようにする、という具合に、「セルフサボタージュに気づいたら切り替える為にやること」を用意しておきましょう。

◉より良いやり方を追求する:「セルフサボタージュに陥らない」ことが習慣化してきたら、そもそもセルフサボタージュが発生しないように、ライフスタイルの改善を行っていきましょう。例えば、「仕事を頑張りたい、けれども仕事を入れ過ぎていつもパンクしちゃう」という場合。無駄な作業はないか、外部に委託できることはないか、最小限の力で最大限の結果を出せる方法は?というように、より良い方法を考えてみましょう。

 全てを一度にやろうとする必要はありません。セルフサボタージュ的言動に気づいた時に、思い出したセルフケア方法で、ご自身を整え、高めていってくださいね。

 自分自身を痛めつけるのではなく、思いやりを向けることで、あなたの輝きが最大限に拡がることをどうか忘れないでください。

COCO
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    <参考文献>

    (1) Pshycology Today, “30 Types of Self-Sabotage (and what to do with it)”, https://www.psychologytoday.com/us/blog/in-practice/201805/30-types-self-sabotage-and-what-do-about-it

    (2) Soul Hiker, “Self-sabotage & the subconscious mind – overcoming self-sabotaging behavior”, Self-Sabotage & the Subconscious Mind:Overcoming self-sabotaging behavior

    (3) Entrepreneur, “8 Ways to Stop Self-Sabotaging your Success”, https://www.entrepreneur.com/article/324900