気づいたらついついスマホを開いて、ダラダラとSNSを見続けていませんか?
昨今、SNSの健康への影響が問題視されています。特に若い世代において、SNSがうつ病、不安感、質の低い睡眠、自尊心の低下、不注意、活動過剰などと強い結びつきがあることが、複数の研究によって明らかになりました(1)。
1) SNSの性質を理解しよう
SNSの普及と共に海外で広がったFOMO(フォーモー)という言葉、ご存知ですか?英語で”Fear Of Missing Out”の頭文字を略した、「見逃す・経験しこねる不安」を意味するスラングです。
アプリを開けば、世界中の人のライフスタイルや動向が毎秒アップデートされるこの時代、どんなに恵まれた人生だったとしても、他の人のそれと比べたり、足りないんじゃないか、取り残されてるんじゃないか、という不安感に苛まれやすい環境であることは確か。
実際に、「SNSの使用時間を減らすと、落ち込んだ気持ちや孤独感を味わうことが減る」ということも判明しています(2)。
どちらに転じさせるかは、あなた次第。せっかくなら、毎日を楽しくために活用していきませんか?
2) より良い関係性を築こう
自分自身がどんな使い方をしたら、健やかにSNSを使う方法を考えてみましょう。定義をアップデートする:あなたにとってSNSとはなんですか?これまではもしかしたら「落ち込む材料」や「ストレスの源」だったかも知れません。「こんな風にSNSを楽しめたらいいな」と想像を膨らまして、あなたにとってのSNSの定義を一新してみましょう。
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1) WHYを明確にする
あなたはなぜSNSを使いたいですか?「楽しい情報に出逢いたい」「色んなインスピレーションを得て、夢を膨らませたい」「自分が好きなことを発信して、同じ感性の人達と繋がりたい」「自分のサービスや商品を紹介して、喜んでくれる人達に直接届けたい」など、SNSの使用目的を具体的にしましょう。
そして、その目的にあわせて、プロフィールの文章やフォローしているアカウント等、各SNSの設定を整え直してみましょう。
2) 利用時間を決める
SNSに疲労感を感じる大きな要因のひとつは、長時間の閲覧です。特に、自分の心身が本調子でない時は、より疲れを感じやすくなったり、元気なときは気にならないようなことに気持ちが揺れ動きやすくなるでしょう。
自分の状態が繊細な時はSNSを開かないこと。スマホの画面のトップ画面ではなく、スクロールしないと開けないようにする、フォルダーの中に格納するなど、出来るだけ開けにくい場所にアプリを移動させることもおすすめ。
私自身は、1日の使用時間を20分までと決めてから、SNSの使用をより楽しめるようになりました。SNSの設定でも、スマホの設定でも、各アプリの使用時間を制限することができるので、ぜひ活用してみてください。
どんなものでもそうであるように、SNSも自分自身にとって栄養にも毒にもなり得ます。もっともっと自分らしく輝いていきたいと願うなら、絶対的に栄養となるような使い方を徹底しましょう。
あなたの未来が更に明るいものとなるような、SNSの使い方を見出せることを願っています!
<<参考文献>>
(1)Healthline, “The FOMO is Real: How Social Media Increases Depression and Loneliness”, https://www.healthline.com/health-news/social-media-use-increases-depression-and-loneliness 最終閲覧日:2019年12月17日
(2)Guilford Press, “No more FOMO: Limiting Social Media Decreses Loneliness and Depression”, https://guilfordjournals.com/doi/10.1521/jscp.2018.37.10.751, 最終閲覧日: 2019年12月17日
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