疲労感やめまいなどの不調が続くとき〜「副腎疲労」とケア方法を知ろう〜

「副腎疲労」という言葉を耳にしたことはありますか?

「副腎」は、腎臓の上にある三角形の内分泌腺で、ストレス反応を調節する部位です。

ストレスにさらされると、副腎が働いてストレスから体を守るためのホルモン(コルチゾール)を分泌します。

過度なストレスを受けた際、この副腎が過剰に働くことになり、疲労状態に陥ります。

すると、ホルモン分泌に支障が出て、私たちの心身に様々な不調をもたらします。

ストレス社会と言われる現代は、知らず知らずのうちに副腎疲労に陥っている可能性が大。

これらの諸症状から、副腎疲労にいち早く気づき、対処していきましょう。

副腎疲労の症状の一例

  • 疲労感
  • 目の下のクマ
  • 塩分、甘いもの、炭水化物を欲する
  • 少しの運動でたくさん汗をかく
  • イライラしやすい
  • 甲状腺ホルモンの異常
  • 筋肉のけいれん
  • 立つときにフラフラする
  • 光に敏感になる
  • 夜目が見にくくなる
  • パスタ、パン、砂糖などを摂取した後の過度の気分反応
  • 低血糖
  • アルコール不耐性
  • 乾燥した不健康な肌
  • 過度な色素沈着

副腎疲労を回復に導く4つの心掛け

1. 副腎を回復させ、強くするためにもっとも大切なことは、休むこと。

少なくとも症状が和らぐまでは、睡眠を最優先させましょう。できるだけ同じ時間帯に、8時間前後の睡眠をとることがおすすめです。

2. 副腎疲労の際は、血糖値の上昇と下落の落差が激しい白砂糖と加工炭水化物は控えましょう。

3. 添加物や汚染された食品は、副腎疲労を助長させます。できる限りホールフードを食べるように心掛けましょう。

4. コーヒーの摂取を抑えましょう。

コーヒーに多く含まれるカフェインは、刺激物です。

脳内のアデノシン受容体というものに結合するのですが、これによって体内に様々な反応(神経細胞の活動の活性化や脳血管の収縮など)を引き起こすだけでなく、副腎での刺激を増加(ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌)させ、副腎疲労を促進させます。

コーヒーの代わりに、毎日新鮮できれいな水をたっぷり飲みましょう。

副腎疲労に限らず、不調や疲労感を感じているときは、頑張り過ぎている証拠かもしれません。

本調子じゃない自分自身を責めるのではなく、寄り添い労わることで、健やかさを取り戻してくださいね。

COCO
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