自分自身に思いやりを向けて、「穏やかな頑張り方」を手に入れよう

 人一倍、人の役に立ちたい、という正義感・責任感の強いタイプのあなただからこそ、余裕を持っている必要があります。

 なぜなら、自分のことで精一杯の時は、他の人に気を配ることなどできないから。熱で寝込んでいるような時は、他人に手を貸すのは元より、他の人のことなんて考えることもできないように、精神的にも余裕がない時は、目指す自分像を実現することは至難の技です。

 いつだって必要な人に手を差し伸べられるように、心は穏やかで頭はスッキリ、身体は軽やかという状態をデフォルトにしていきましょう。

Photo by Khadeeja Yasser on Unsplash

 それができたら楽だけど、そんなことしてる余裕がないくらい忙しいんだ!という方もいらっしゃるかもしれません。やること(やらなくてはいけないと思っていること)に追われている時は、なかなか立ち止まることを自分に許せないものですよね。

 でも、あなたはもうすでに分かっているはずです。焦りでいっぱいな状態で行ったとしても、作業効率も成果も下がるということを。その上、自己嫌悪から人に当たってしまったり、いつもだったら気にもならない誰かのひと言に敏感になってしまったり・・・大事でないことに、必要以上に神経をすり減らすことにもなりかねません。

 だったら、一度思い切ってまとまった時間をつくってみて、自分自身を労わりましょう。ほんの5分でもいい。セルフコンパッション(自分自身に向ける思いやり)を持つ時間を設けましょう。

Photo by Maddi Bazzocco on Unsplash

 今のあなたにとって、立ち止まって取捨選択することは、エネルギー補完になります。ガソリンが少ない状態で車を飛ばすことが危険なように、今は一旦手を止めて、ほんの一瞬でも内面を整える時間を持つ。その方が、より健全かつ賢明な判断ではないでしょうか。

 この整理の時間を持つだけで、その後の心情も、物事の効率もきっと変わってくるはずです。

おすすめのケア方法は、マントラを唱えること。マントラとは、インド古来のサンスクリット語で「言葉」を意味します。日本語には、「言霊」という言葉があるように、言葉には私たちの質を変える大きなパワーが宿っています。

今のあなたが必要としている言葉は、どんな言葉でしょう?

Photo by Kien Do on Unsplash

例えば・・・

・”I am enough”(私は充分だ)

・”I love and respect myself” (私は自分自身を愛し、尊重します)

・”I create peace wherever I go” (私はどこに行っても平和を見出します)

 今の自分の心に響く言葉をひとつ選んだら、5回から10回唱えてみましょう。できれば、声に出して繰り返してみてください。

 終わった後は、少なくとも行う前よりも、心は落ち着き、思考はクリアになっているはずです。自分自身の中の落ち着きと繋がれたら、やることの優先順位と、タイムラインを把握しましょう。同時に、やらないことをしっかりと把握します。やることで気持ちがいっぱいいっぱいなときは、敢えてやらないことにフォーカスしたほうが、物事がスムーズに運ぶかもしれません。

 そして、もっと落ち着いたスケジュールの時に、ぜひ一度ご自身に対して手紙を書いてみましょう。あなたが、あなた自身の親友だったとしたら、今のあなたにどんな言葉をかけてあげるでしょうか?

Photo by Kate Macate on Unsplash

 もしかしたら、頑張りすぎてオーバーヒートしてしまうパターンを塗り替えるヒントが見出せるかもしれませんよ。

 より健やかな「頑張り方」に出逢えますように。

COCO
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